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大人のための時代小説

浦島太郎の受けた接待とは? 桃太郎は女だった? 天女を妻にすると大変なことが・・・

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姫路城に、「お菊井戸」があるのはご存知でしょうか?
私は行くまで知りませんでしたが。┐(´-`)┌

「いちま~~~~い、にまい~~~~」
というあの皿屋敷のお菊です。

姫路は播州なので、播州皿屋敷
江戸でも類似の話があって、こっちは番町皿屋敷
私は怪談苦手だから、あまり内容知らなかったんですが、浄瑠璃や歌舞伎でも人気の演目だったところを見ると
こういう救われない女性の悲恋話、日本人は好きなのでしょうね。

播州皿屋敷については
「姫路城第9代城主小寺則職の代(永正16年)、家臣青山鉄山が主家乗っ取りを企てていたが、これを衣笠元信なる忠臣が察知、自分の妾だったお菊という女性を鉄山の家の女中にし、鉄山の計略を探らせた。そして、元信は、青山が増位山の花見の席で則職を毒殺しようとしていることを突き止め、その花見の席に切り込み、則職を救出、家島に隠れさせ再起を図る。
乗っ取りに失敗した鉄山は家中に密告者がいたとにらみ、家来の町坪弾四郎に調査するように命令した。程なく弾四郎は密告者がお菊であったことを突き止めた。そこで、以前からお菊のことが好きだった弾四郎は妾になれと言い寄った。しかし、お菊は拒否した。その態度に立腹した弾四郎は、お菊が管理を委任されていた10枚揃えないと意味のない家宝の毒消しの皿「こもがえの具足皿」のうちの一枚をわざと隠してお菊にその因縁を付け、とうとう責め殺して古井戸に死体を捨てた。
以来その井戸から夜な夜なお菊が皿を数える声が聞こえたという。」
と、ウィキペディアにあります。

私がお菊ならスパイに行って来いと言われた時点で相手の男に冷めてしまいそうです。
江戸時代の女性は一途なんでしょうか。
大体、スパイがお菊だとわかった時点で上司に報告せずに、自分の女になれとかいう男。
しかも断られて逆切れして殺してしまうってどうですか。

江戸の番町皿屋敷はお菊の中指切断するとか猟奇的で、こっちはもっと生理的に受け付けないな~(ノ_<)
時代的にも播州よりずっと後なので、お話にサスペンスチックな脚色が施されているかも。
他にも「お菊伝説」たくさんあるようで
日本人的ストーリーなのかもしれないですね。

怪談は苦手だけど、
「いちま~い・・・にま~~~~い」って脱いでいくお菊嬢なら書いてみたい気がします(^^)






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