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大人のための時代小説

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山の神 其の七

山の神の気に入られれば、助かるかもしれない。
一縷の望みからことに及んだ弥太郎であったが、今となってはそれどころではない。

突き上げるたびにやわやわと肉が吸い付いてくる。
弥太郎とて女の体を知らないわけではなかったが、この交わりはまったくそれとは違うものだ。
これほど気持ちのよいことが世の中にあるだろうか・・・
それが人間であろうと、神であろうと
あるいは獣であっても、これ以上の快楽はないに違いない。
背筋を通って脳まで痺れが這い上がってくる。
高まったままの刹那がずっと続くような錯覚
「あ・・ぁぁ。。」
艶めいて濡れた喘ぎ声は弥太郎をさらにかきたてた。
目の前にある白い背中がうねうねと揺れ
腰の辺りがさらに妖しく滑らかに捩られて、そのたびにぐちなわが締め付けられる。
清らかに見える肌の色からは想像もつかぬほど、肉襞の感触はいやらしく
若い弥太郎を一気に高めていく。
「ううう・・・・たまらん・・・」
とうとう我慢ならなくなった弥太郎の腰が、突き動かされるように激しく痙攣し
白い体の奥深くに大量の精を放った。

山の神 其の八へ

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